今日は先月のお花見ライドに続いて、今年2度目のキタイチ(びわ湖北湖一周)です。実は、今回のキタイチには重要な使命があります。

それは

自転車ビギナー2名の初キタイチをアシストすることです。

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アシストは、ガッチさんと私のおっさん2人組み。
ビギナー2人は、自転車を買ったばかりの学生さん。そんな若者に「もう、自転車はこりごり」と思われたらアシスト大失敗。これは責任重大ですよ。


安全第一、平坦ルート優先、スピード厳守、こまめな休憩、上り坂があってもヒャッハーしない、などなど、普段以上に気を配らないと。


びわ湖一周だけでは辛いので、ちょっと寄り道プランも考えます。木之本でつるやパン、マキノのメタセコイヤ並木、大津のカフェ・ロヴィニ、辺りを寄り道候補にしときましょう。

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夕方には用事があるそうなので、残り時間と相談しながら楽しめるコースを引きます。



びわ湖大橋東詰のLAWSONに集合です。
ビギナーといっても、どちらも某サイクルストアでバイトしてるだけあって、ウェアも装備もばっちりキマッてます。バイクは、メリダ SCULTURA 400と、ジャイアント BRAVA SLR。


今日は晴天の追い風。最高の自転車日和です。
万が一の時にも逸れない様に、ビギナー2人の前後を経験者が走ります。


ところが、30分ほど走った近江八幡で早速トラブル発生。振り返ったら皆いません エッ?(゚Д゚≡゚Д゚)エッ?

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バイトくんパンクです。

小さな破片を拾ったみたい。ここは、パンク修理の練習が出来たとポジティブ考えましょう。ガッチ先生がパンク修理の手ほどきをします。



さあ、修理完了。
少し時間をロスしましたが、まだまだ大丈夫。
気を取り直して出発です。

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25km/h前後をキープしながら順調に走ってます。
しかも、この辺は追い風なので、体力を温存しながら快適に走れます。
湖西を走る時は向かい風になるのが少々心配。


それにしても、二人ともなかなかのドラフティング。アシストにピッタリと張り付いてます。

バイトさんに後で聞いたら、バイト先のスタッフさんにトレインを教わって「ピッタリ張り付いて走るものなんだ」と思って実践してたそうです。実際、その方が楽だという事も体験できたみたい。

素直さって大切。

先輩のアドバイスを素直に聞いて、愚直に実行。二人ともきっと成長するよ。もう、おじさんには、そんな素直な気持ちは無いもの。来年には、こっちが付いて行けなくなってるかもね。



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長浜城歴史博物館


長浜まで来たところで再びトラブル発生。

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バイトくん本日2度目のパンクです。

今度は道路の穴を通ってリム打ちです。このペースでパンク修理してたら、一周する頃にはパンク修理の達人になれるな。

しかし、今回はパンク修理に手間取りました。1回目のパンクと合わせてかなりのロス。ペースを抑えて走る必要もあり、この時点で寄り道は厳しい状況です。



とはいえ、補給は必要。
道の駅「湖北みずどりステーション」で昼食です。

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みずどりステーションの名物と言えば、おふくろ亭の「戦国いなり」です。

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ない…売り切れですとΣ(゚Д゚;)!!ガーン

さすが人気の看板商品。未練タラタラで何度も探しますが、無いものは無い。仕方なくおにぎり弁当で腹ごしらえです。

みずどりステーションには、お手軽サイズのお弁当が沢山あります。これが、お腹一杯になり過ぎなくて、ロングライド中に食べるのに丁度いい。お値段も手頃です。

あまり時間に余裕がありません。
腹ごしらえが終わったら早速出発です。



ビワイチ・キタイチで数少ない上り坂、賤ヶ岳まで来ました。

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私にとっては楽しみな場所ですが、ビギナーさんにはツライ上り坂です。いくら平坦ルート優先とはいえ、ここだけは

賤ヶ岳トンネルと藤ヶ崎トンネルは絶対に旧道を通れ

というビワイチの鉄則に従って、こっちの道を走ります。

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賤ヶ岳隧道

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やっぱりここは来とかないと。

たまたま通り掛かった学チャリ少年達に撮ってもらいました。見知らぬおっさんに呼び止められて、さぞビックリしたことでしょう。ありがとう!



塩津からの上り坂。

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この岩熊第二トンネルは歩道が広いので、賤ヶ岳・藤ヶ崎の両トンネルよりは安全です。ここを越えたら後は平坦路ばかり。上り坂といえば「琵琶湖大橋」くらいです。



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白髭神社大鳥居

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白髭神社

白髭神社の周辺はいつも交通量の多くて、後ろらか来る車を気にして走るところですが、今日は大渋滞で車はノロノロ運転。自転車の方が速いくらいです。



何度かコンビニで休息を取りながら、何とかびわ湖レイクサイド自転車道まで来ました。

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ここまで来たらゴールは目前。しかし、二人とも疲れがピーク達してる様子。弱音こそ吐きませんが、信号待ちでバランスを崩したり、接触したりと、かなり集中力が下がってます。

本当なら休ませてあげたいところですが、残り時間もあまり無い。ゴールまで残り10km、更にスピードを抑えて走ります。



最後の難関といえば琵琶湖大橋の上り坂。

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完走です!
「足がちぎれるかと思った〜」と言うぐらい疲れていたけど、よく頑張ってくれました。
とにかく、無事完走できたのが何よりです。

走行距離 149.6km
平均速度 24.1km/h
走行時間 6時間11分

私が初めてキタイチした時より断然速いな。


お客さんにビワイチの魅力を伝える時に、今回の経験を活かしてくれたら嬉しい。

これに懲りずにまた行きましょう。
今度は寄り道の楽しさも体験して欲しいしね。




ぼんてんまる