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ロードバイクに乗り始めて1年半。

元々、膝のリハビリのために自転車に乗り始めた事もあって、ロードレースにはあまり興味が無かったんです。世界最高峰の自転車レース、『ツール・ド・フランス』も名前は聞いたことあるという程度。

なので、『ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)』というレースがあった事も、2015年から三重県いなべ市でステージ開催されている事も、つい最近まで知りませんでした。

今年も6月1日にTOJ第4戦 いなべステージ が開催予定です。どんなコースなんだろう?気になったので、ちょっと試走してみることにします。


さて、
いなべ市といえば、私が住む滋賀県東近江市とは県境をはさんでお隣りの市。お隣なんだし、ちょっくら走って行ってみるべ…っていう感じではない。

両市の間には古くから近畿地方と東海地方を分断する大きな壁、鈴鹿山脈があります。

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Google Earth

自走して行くのはハード過ぎ。もちろん車載で現地に向かうつもりでしたが…
結果的には、自走で鈴鹿山脈の武平峠を越えて行きました。この辺は書くと長くなるので別の機会に。



TOJいなべステージのコース概要はこんな感じ。

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阿下喜駅(あげきえき)前からパレード走行

下野尻交差点からレーススタート

上川原橋交差点から始まる1周15.2kmの周回コースを8周し、コース北側の梅林公園をフィニッシュとする130.7kmのコースです。



スタートの阿下喜駅に到着です。

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日本では数少なくなったナローゲージの三岐鉄道北勢線の終着駅です。小さな駅ですが駅舎も、駅前も、きれいに整備されています。駅の掲示板にはTOJのポスターが貼られていて、この場所からレースが始まるんだと思うと、ちょっとドキドキします。




まずはパレード区間の住宅地を走ります。

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本町通り

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北町通り

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ウッドヘッド三重

阿下喜駅前をスタートして、本町通りから北町通りのウッドヘッド三重の前を通ります。「ウッドヘッド三重」が無ければ、道を間違えたかと思うくらいローカルな通り。その分、沿道の観客と選手の距離は凄く近そうです。



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北町通りを抜けると視界が開けて、藤原岳が目の前に現れます。なかなか壮観な風景です。



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「下野尻交差点」からレースコースに入ります。


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周回コースに入ると完全な田園風景。短い平坦区間の後、緩やかな上りが続きます。
車通りも少ないみたいでレースによる通行制限の影響も少なそうです。ただ、周辺にはコンビニも見かけなかったので、ちょっと休憩しようと思っても難しい^_^;



フィニッシュラインのある梅林公園に入ります。

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梅林公園駐車場

梅林公園は鈴鹿山脈を一望できる大きな公園で、毎年2月〜3月にかけて「いなべ梅まつり」が開催されます。それにしても広大すぎる駐車場です。



ここにフィニッシュ地点の看板が立ってました。

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ゴール前のストレートは上り勾配になってます。ここでゴールスプリントが繰り広げられる訳です。

一人で「ゴールスプリントごっこ」をやってみようかと思いましたが、寂しい気持ちになりそうなんで止めときます。



フィニッシュ地点から駐車場を抜けて、下り坂を少し奥に進んだ所に山岳エリアの看板が。ここから、この先の山岳賞地点(King of Mountain)まで急坂が続きます。しかも、最大勾配17%という激坂が用意されています。


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山岳エリアを上り始めてすぐに来ました17%!激坂区間はコンクリート舗装。道幅が狭く集団が詰まるだろうから、山岳ポイントを狙うには直前の位置取りが重要になりそう。

…スプロケ30T付けといて良かった。

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山岳賞(KOM)

激坂区間を過ぎて2車線道路に入っても、KOMまでは坂が続きます。山岳エリアの初めに激坂区間があるので、後半かなりしんどいです。



ここから6km以上は緩やかな下り坂が続きます。

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緩やかながら直線的な下りが続くので、トップスピードが出るのはこの区間でしょう。各チーム共ハイスピードで走り抜けるはずです。



ハイスピードの下り区間を右折すると、急に道幅が狭くなります。この先には、このコースの最大の特徴といえるコーナーが待っています。

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周回コース南端にある下りヘアピンコーナー。直前まで下り坂なので、スピードが出たままコーナーに差し掛かります。選手はどんなスピードで曲がっていくんだろう?

道幅が狭くなっているので、集団が伸びた状態で、このコーナーを通過します。

image大杉神社

image上川原橋交差点

上川原橋交差点が周回コースの最も低い場所です。この交差点を右折すると、再び梅林公園への緩やかな上りが始まります。

左折して帰路へ。
もう一度、鈴鹿山脈を越えるのか…(´Д` )



コースの見どころとしては、フィニッシュ地点から山岳賞までの激坂区間と、南端の下りヘアピンコーナー。ここを選手達がどんな風に走るのか楽しみ。

観戦するなら、メイン会場の梅林公園をベースに、山岳賞からフィニッシュラインまでを移動するのが楽しそうです。

6月1日が楽しみだ。
平日なので観戦できないけどね。




ぼんてんまる