2015年11月


最近の寒さに耐えられなくて、長指グローブ買いました。

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パールイズミのウィンターライトグローブ。


わかる人には分かると思いますが2014年モデル。
いわゆる型落ち品です。型が落ちても機能や品質は落ちませんが、値段は下がりますからね。
だいたい型落ちやシーズンオフの特価品を狙います。


実は、去年も無名メーカーの安物グローブを買ったけど、ゴワゴワしてシフト操作がしにくいわ、運動量が上がった時に手が蒸れるわで、ものすごく使い心地が悪かった。
そのうえ、結局ワンシーズンで破れました。


まさに安物買いの銭失いの典型例。
こんな事なら、少々高くても初めから良いものを買った方が結果的に安く済んだ訳です。


さて、
このグローブの特長は少し薄手であるところ。
そのうえ、タッチパネル対応という優れものです。


使ってみた感想としては、薄いので保温性はソコソコ。10℃切るくらいまでは快適。でも、5℃まで下がるとちょっと寒かった。この辺はメーカーの設定温度が15℃なので当然と言えば当然。


その代わり操作性は優れています。
手にフィットするし、シフト操作もストレスなし。
この辺りは、さすがパールイズミ。


携帯のタッチパネルの反応もぜんぜん問題なし。
よほど細かい操作以外はグローブ付けたままでOK。


さてさて、これで冬を乗り切れるかな?




ぼんてんまる


三連休。
子供3人のうち下の2人と嫁さんが所用で外泊。
2日間は中学生の長男と二人きりです。
普段なら休日の早朝は朝ライドに行くんだけど、せっかくだし長男を誘ってみるかな。

ただ、反抗期真っ最中だし、自転車も通学用のいわゆる 学チャリ しかないんだよね。

ゆっくり走るし朝ライド一緒に行くか?
そっけなく断られると思ったらあっさりOK
ちょっとワクワクしながら朝を迎えました。



翌朝
学チャリのタイヤに空気を入れて準備万端。
ヘルメットは通学用という訳にもいかないので私のロード用を貸してやることにした。

コースは琵琶湖の景色がいい所を周る感じで。適当にコンビニにも寄って、菓子やジュースを買ってモチベーションが切れないようにするとしよう。



まずは安土方面に向かいます。

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JR安土駅
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安土駅横の建物は駅の南側に抜ける地下通路らしい。通った事がないけど立派な通路だ。

駅前には数店のレンタル自転車店があって、たくさんの自転車が置いてある。クロスバイク風のスポーツ自転車もあるけど、ロードバイクは置いてなさそう。



びわ湖最大の内湖「西の湖」沿いの道を通って、びわ湖方面に向かいます。
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しばらくは大規模自転車道「よし笛ロード」を走ります。車の心配をしなくていいし、平坦路が続くので学チャリでも安心。
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近江八幡休暇村に入った。
この辺りからアップダウンが多くなります。
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上り坂は苦しそう。
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下り楽し〜い!
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やっぱり上り坂は辛い。
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下り最高!
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こんな感じでアップダウンが続きます。この道はローディーが沢山走っていますが、ロードのヘルメットかぶった学チャリが珍しいのか、皆さん挨拶してくれます。


湖面にモヤがかかって、対岸の比良山系がまるで浮島のようです。湖面には、びわ湖の伝統的な定置網漁の「えり漁」が見られます。
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頑張って走ったので、湖畔にあるカフェ「シャーレ水ヶ浜」で休憩です。
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ログハウス風の店内には暖炉があって暖かい。切り株をそのまま使ったテーブルもいい感じです。
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なかなか混み合ってましたが、びわ湖に面したテラス席に座れました。今日ぐらいの穏やかな気候なら何時間でも過ごせそうです。
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このお店には、前々から長男を連れてくる約束をしてたけど、やっと約束を果たせました。
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さあ、そろそろ帰るとしますか。




帰り道のすぐそばにある長命寺の激坂。
遊び半分でチャレンジしてみた!
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ここは平均勾配11%の上り坂コース。本人もヤル気になってたけど、さすがに学チャリでは歯が立たない。無理せず途中で引き返しました。
小野田坂道は凄いってことです。あっちはママチャリやけど。



帰りは自転車を交換して走ります。
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学チャリって結構重い。よくこれであの坂道を上ったなとビックリ。息子は「軽い〜、走りやすい〜」を連発。

身長は息子の方が低いのに普通にペダル回せるのね。最近の子供は脚が長いな(^^;;

何とか無事 我が家に到着。
自転車を楽しんでくれた様です。春になったら親子でビワイチにも行きたいな。学チャリじゃ無理か?




ぼんてんまる


金勝山 アセボ峠 を走り終えた帰路で気になる看板を発見。

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三雲に城跡があったとは知らなかった事もあり、
(よせばいいのに)ポタ気分で立寄ることに。



三雲城址は住宅地を抜けた奥にある様子。
うわ〜、車も走ってないのか落ち葉だらけ。
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奇岩
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道沿いには三雲城址のノボリが続いてる。
この辺からかなり急勾配になってきた。
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あ、あれ?ヤバい。
もしかしたら、金勝山に匹敵するくらいの上り坂?しかも、落葉のせいでダンシングするとタイヤがスリップする!

まさかのシッティング縛りですか⁈



シッティングのまま結構登ってきましたよ。
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今日一番つらい坂道はここに間違いないな…と思ってたら、この先にラスボスが控えてました。



な・ん・じゃ・こ・りゃwww
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え〜と、ギアはとっくの昔にインローやったはず。
分かってても一応シフトダウンみる。

…やっぱり既に使い切ってましたorz





やべー、ソロソロ吐きそう(;゚*゚)
どこまで落葉の道が続くんだ。
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三雲城址の石碑発見!
やっと目的地に到着した〜と思ったら




か、かいだん…
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城址はこの階段の先にあるみたい。
ビンディングシューズではとても登れそうにない。

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舗装路は続いてるけど、ひたすら落葉の道。


ちょうど舗装路から下りてきた方がいたので、城址まで行けるか聞いてみたら自転車じゃ無理との事。
無理と分かれば、これ以上進むのは止めて帰ります。


しかし、こんな所にまさかの激坂コース。
落葉がなければいい練習ルートになりそうだ。




旧東海道
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古風で落ち着いた街並みがいい感じです。


旧東海道沿いにある酒蔵 北島酒造さん
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御代栄(みよざかえ)はお気に入りの日本酒銘柄のひとつです。


やっと石部に帰ってきた〜\(^o^)/
車を停めた公園の近くにある『もりの駅』で休憩
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頑張った後はやっぱり甘いモノでしょう。
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お店のマスターさんとお話ししている中で、
アセボ峠の名前の由来を教えて頂きました。

昔、旅人が荷物を背負いながらあの峠を越えると、
背中に汗疹(あせも)が出来るほど汗だくになった。
その、あせも が変形して アセボ になったそうです。

なるほど、勉強になります。

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積み込み完了!


本日の走行距離 43.9km
累積標高 629m + 112m

まとめ
・金勝山はペース配分に注意
・アセボ峠は湖南市側から上る方が楽しそう
・三雲城址は落葉がない時期に上ること

以上!



ぼんてんまる


さて、何とか金勝山を越えた後、コンビニでの小休止を終えて、一路アセボ峠に向かいます。

走り出して間も無く、コース脇に紫香楽宮跡の石碑を発見。
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その昔
ほんの数年間だけ日本の都が信楽にあったとか。
奈良東大寺の盧舎那仏は、この地に建てられる予定だったって小学校の頃に習ったような気がする。

もし、
この地に、あの大仏さまがあったら…
信楽は一大観光地になってただろうな。


新名神を越えると、もうすぐアセボ峠です。
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【アセボ峠】
さあ、前置きが長かったけど
この看板がアセボ峠の入口です。
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信楽側からのルートは直線的に上るコースになってて、前を向くとひたすら続く上り坂が見える。
本日、2本目の峠道で脚が売り切れかけてるというのに、この状況は心が折れるな…
なるべく前を見ない様に走ります。


峠の頂上が甲賀市と湖南市の境界です。
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アセボ峠の湖南市側といえば、昔は走り屋が集まるワインディングロードとして有名でした。近所のゴルフ場の名前から、通称『オレンジロード』と呼ばれてて、僕も若かりし頃はオートバイで走ってました。今は走り屋の姿はありませんね。

ここに来て、コーナーごとに名前が付いていてたのを思い出しました。昔を懐かしんで、当時仲間内での呼び名でコース解説します。

〈上のギャラリーコーナー〉
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ヘアピンカーブ。外側の石垣の上に座って、他の走り屋を見てました。今は木がボーボーで登ることも出来ないね。


〈ブラインドコーナー〉
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コーナーと言っても、自転車にとってはほぼ直線。


〈ぼっこんコーナー〉
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カーブのイン側がくぼんでる事からこの呼び名に。
この先はすぐS字カーブになっていて、コースを知らないとビックリするかも。


〈S字コーナー〉
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いわゆる九十九折のカーブです。


直線主体の信楽側よりも、湖南市側の方が断然面白そうなコースレイアウト。
次回はこっちを上ることにしよう。


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ここまでくると峠道はおしまい。
旧東海道を通って再び石部に向かいます。


旧東海道に入るとすぐに古風なトンネルが現れます。
大沙川隧道(おおすながわずいどう)
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明治17年に造られた滋賀県初の道路トンネル。
大沙川は天上川ですが、現在はほとんど水が流れてません。

トンネルの上にはかなり立派な杉の木があります。
〈弘法杉〉
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一目で樹齢数百年と分かる風格です。
昔、弘法大師がここで昼食をとった時、堤に刺した杉箸が成長して大杉になったと伝えられているそうです。


ここで、気になる看板を発見。
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三雲に城があったの?初めて知った。
……どんなところかな?

もう少し時間あるし、行ってみるか。



【続く】




ぼんてんまる

先週末は予定が入ってて自転車に乗れなかった。
一週間も自転車に乗らないと調子が出ないなぁ…
とか思っていたら、平日にまとまった時間が取れた!いや、正確に言うと無理やり取ったんだけど。

自転車に乗れる!

こうなると、色々と欲が出るもの。
せっかくだし、たまには違うコースを走りたい。

ってことで遠征します。

前々からチェックしていたのは
栗東市の金勝山(こんぜやま)
甲賀市信楽〜湖南市三雲を結ぶアセボ峠

さて、どっちに行くか?
どちらも湖南地区やし距離的には近い。
迷うくらいなら両方行っとくかぁ!

自分の貧脚をかえりみない、この軽〜い計画が
想像以上に早い段階で後悔に変わるとは……
この時は思ってませんでした。

ルートはこんな感じ



石部〜金勝山〜信楽〜アセボ峠〜旧東海道〜石部
という計画。

あ、もちろん現地までは車で移動ね(^^;;



【金勝山】
車に愛車のニローネを積み込んで、いざ金勝山へ。
公共施設の駐車場を探すも、事前のリサーチ不足のため、なかなかいい場所が見つからない。

さまようこと約30分以上。
『じゅらくの里』という公園にたどり着いた。
予定ルートから外れているけど仕方ない。
大幅に時間ロスしたので早速走り出します。


じゅらくの里から予定ルートまでは下り坂主体。
金勝山までも軽くアップダウンが続きます。

さあ、金勝山の入り口が見えてきましたよ。
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いきなりの勾配10%の洗礼です。
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はい〜激坂の証し、丸印きましたwww
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前半は抑え気味に走るつもりだったのに
いきなりの急勾配でペースを乱されました。
すでにインローまで落として余裕無し。

丸印区間を越えると多少は斜度が緩やかに。
ここで少しでも息を整えます。
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実はここから写真が撮れてません。
というか、撮る余裕が無かった。

上の写真の先に分岐がありますが、ここから道の駅『こんぜの里』までの区間がかなりの激坂。
前半でお釣りが無い状態だったのに…無理かも。


悶絶しながら何とか こんぜの里 まで到着です。
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この時点で真剣に「残りのルートを断念して帰ろう…」と考えてました。

しばらく休憩して、心と体を落ち着かせて再考。
とりあえず峠の頂上までは行くことにしました。


金勝寺(こんしょうじ)への上り口。
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上り坂の脇道がさらに上っている状況…
何だか笑えてきます。


もうスグ頂上です。
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大津市に入った…さぁ、行くか?戻るか?
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えぇい、どうせ下りや!行ったれ〜〜〜!!!
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迷う割には深く考えずに進む。
自分の性格上、こうなる事は予想してましたよ。


新名神が見えてきました。
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さてさて、ここまで来たら進むしかない。

ここからアセボ峠まで緩い上りが続きます。
まぁ、上りと言っても金勝山に比べたら平坦路です。ポタポタ行くことにします。
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道路脇の気温計は20°Cの小春日和。
自転車で峠越えするにはちと暑いくらいです。
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信楽の町に入ると陶器屋さんがチラホラと現れます。
信楽焼といえばこれ!狸の置物。
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狸の置物は縁起物だそうです。

個人的に信楽焼の独特な緋色や、ビロードの様な模様、ざらっとした肌の感じが好きで、湯飲みやお茶碗など、日常で使う陶器が欲しいと前々から思ってました。陶器のビアグラスとかもカッコいいかも。

ゆっくり見たいけど、買っても持って帰れないからまた別の機会に。



そろそろお昼時。コンビニで軽く食事をとります。
自転車こいでると、何故かこれを飲みたくなるんだよね…どうしてかな?
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腹ごしらえ完了。
お昼のコンビニは混雑してて、ゆっくりと休憩する雰囲気じゃないな。早めににスタートしますか。

いざ、アセボ峠へ!


【続く】



ぼんてんまる

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